一期一会 ~映画「100年ごはん」~

昨秋、京都府木津川市で「100年ごはん 100人ごはん」―みんなで「食」について考えよう~!―というイベントが開催された。
ドキュメンタリー映画「100年ごはん」(大林千茱萸監督)の上映会のあと、木津川市の食材を使ったごはん試食会があり、大林監督を囲んで木津川市の若い農家さんも参加のトークショーが行われるという内容。
一人で参加するのは勇気が必要だったが、タイトルに惹かれて申し込みをした。

映画「100年ごはん」は、大分県臼杵市が取り組む革新的な農業方法を4年間追い続けたドキュメンタリー。 臼杵市が2010年に開設した堆肥を製造する「臼杵市土づくりセンター」の紹介がされていた。無化学合成農薬・無化学肥料の野菜作りを推進する臼杵市の取り組みを観ながら、農業と自分との関わりについてぼんやり考えた。

上映後の試食会では、一人で食べている私に、主催者に近そうな方々が話しかけてくださり、ほっとした。

「100年ごはん」は、映画館や映画祭での上映のほか、「映画+食事+トークセッション」というオリジナルな形式での上映会を、日本各地をはじめ、スリランカやアメリカなど海外でも展開されているそうだ。

一期一会の【五感で味わう】上映会。
ここで味わったぬくもりは忘れない。

100年ごはん100人ごはん

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
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