御朱印ガールの神社参拝日記 Vol.9

Benefit Concierge(ベネフィット コンシェルジュ)の吉村です。
念願の松尾大社と摂社の月読神社(つきよみじんじゃ)へ参拝してきました。
松尾大社がお酒の神様だから、と言うわけではありません。(まあ、それも多少ありますが・・)
神社参拝のコラムを書くきっかけになったのが、この二社でした。

私は、以前から作家の高田崇史さんの小説が好きで、そのなかでも特にQEDシリーズが大好きで
夢中で読み、全巻読了!
QEDシリーズは歴史ミステリーで、古事記や日本書紀などの謎を解きながら、現代おきている
殺人事件も解決するというストーリーです。

待ちに待った最新作(21作目〕が「月夜見(つくよみ)」というタイトルで発刊、月を祀る神社で
おこる連続殺人事件のおはなしで、京都桂にある月読神社と松尾大社が小説の舞台になっていたため
ぜひ一度行ってみたいと思っていたのが、今回ようやく実現しました。

○松尾大社 
【ご祭神】
大山咋神(おおやまぐいのかみ)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
【歴史・由緒】
京都最古の神社で、太古この地方に住んでいた住民が松尾山の神霊を祀って守護神としたのが
起源で、朝鮮半島より渡来してきた秦氏が、この地に移住して松尾の神を一族の総氏神と仰ぎ
山城・丹波の両国を開拓し河川を治めて、農林産業を興しました。
701年に文武天皇の勅命を受け、秦忌寸都理(はたのいみきどり)が現在地に社殿を創建
したとされています。

楼門を入ると境内には本殿のほか、幸運のなで亀、幸運の双鯉、相生の松、霊亀の滝、延命長・
よみがえりの水として有名な神泉亀の井など利益がたくさんあります。 
醸造祖神(酒造りの神様)でもあり、酒造家は亀の井の水をお酒の元水として造り水に混和して
用いているそうです。
それと松風苑の三つの庭園、神像館、お酒の資料館と見どころ満載です。
神像館には教科書に載っていた一木造りの女神像が展示されており感激!

参拝後、御朱印と一緒に「服酒守り」をいただきました。
お守りが入っている袋がお薬の袋になっていて、裏には実にユニークな文章が書かれています。
・効能(十德)
  百薬の長・延寿の基・旅の仲間・寒気に暖・携帯に便・鬱を払う・知己を得る・労を慰む
  万人と和合・独居の友
  総じて適度な量の飲酒は体への薬となり、寿命をのばし、万人和薬してストレス解消の
  効用がある
・用法
   財布、定期入れ、鞄等、身につけてお持ちください
・注意
   飲酒運転は、お酒の神様のお怒りにふれます

いつもお財布に入れて携帯し、見るごとに自分を戒め、適度な飲酒でストレス解消、楽しみたいと
思います。

長くなりましたので、月読神社の参拝日記は次回コラムでご紹介します。

吉村登美子