綺羅女プロデューサーOkeiです。
9月に入ってから台風が立て続けに来ていますね。
16号がそろそろ九州に上陸するらしく、心配です。
Okeiの住む和歌山も通り道になりそう・・・。
みなさんも気を付けてくださいね。
さて、今回取り上げる源氏物語の登場人物は「紫の上」です。
まだ出会いの頃の話です。
源氏が僧侶の加持祈祷をしてもらうため、山寺へ出かけた時に、
偶然見かけた10歳ほどの女の子が、源氏が心を寄せている
「藤壺の宮」に似ているというだけで、
何もわからないまま源氏の住まいに連れてこられた少女。
か、かわいそう・・・。
母が亡くなっていて祖母のそばで育ち、祖母が亡くなると
父親と継母に引き取られるはずだったところを、
源氏が強引に自分のものにしてしまったのです。
しかも「自分の思い通りの女に育てたい」と。
こら~!源氏~!と言いたいところです。
「藤壺の宮」への思いは本物なのかもしれない。
「紫の上」のことをかわいいと思う気持ちも本物かもしれない。
そして実際にとってもかわいがる。
でも、だからと言って、なんでも自分の思い通りにしてしまうなんて、
Okeiはやっぱり許せません。
「紫の上」は源氏に大切にされて、幸せな面も多々あったかもしれないけど、
自分というものを持つことができたのでしょうか。
ああ、Okeiも若かりし頃は、源氏物語の源氏に、
ドキドキしながら読んだものだけど、今となると・・・。
男の本音オンパレードな源氏に「何やっとんねん!」
と思ってしまう・・・。ああ、怖い怖い(笑)
次回のコラムは「末摘花」です。