「良い加減の投資法」① -「投資家像」編-

こんにちは、金融・投資 教育コンサルタントの須原光生です。

今回から日ごろ株式投資を通して感じる「良い加減の投資法」を連載していきます。
皆さんに少しでも「勇気・根気・慰め・諦め」等々を感じていただき、今後の投資の参考になれば
幸いです。

最近、株式セミナーが終わってから、素晴らしい投資家と雑談することができました。
素晴らしいというのは、何も儲けた金額や投資金額の多い人を指しているわけではありません。
私自身が理想としている「投資家像」の上位に位置する人だということです。

私の上位に位置する条件は、

(1)分析・判断・責任の3つの自己能力を高めることを意識する。
株式市場はプロとアマのハンディキャップがないのでプロらしいと思える人に頼りがちになる。
しかし、「先が判る人はいない!」と、しっかり自立心を持って行うこと。人に従順ではなく
自分で 判断することを心掛ける。

(2)「親ゴコロで子供投資」ができる会社を探す。
温かい気持ちで、株価が下がれば「応援」の気持ちで買う。「子供への投資」と意識を変える
ことで、リターンの期待はほどほどになり、精神衛生上で大変良好な投資になる。

(3)利益が出たら、積極的に人に発表する。
損金(評価損を含む)の発表ばかりでは、聞いた人は恐怖心が強くなり、結局は投資家の減少
につながる。一人ひとりが投資家を育てていく行為を前向きに考える。

(4)株で儲かったお金の一部は消費や義援金に充てることを心掛ける。
利益が出たら投資を続けて、結果は利益が消える人が山ほどいる。少しは消費によって世間に
お金を回すことで経済的元気を生む。また、義援金は北日本や熊本への復興の原動力にもなる。

私が雑談した株式投資家は、3つの条件をクリアしていました。
ご本人は、しっかり広報の意識を理解し、多くの投資家を育てておられ、儲けたお金は、経済発展と
復興のために義援金と旅行に使い、そして、現在「子供投資」は見守りの最中で、「応援」の手を差
し延べる時期を待っているとのことでした。

一度、「投資家像」の上位入賞にチャレンジしてください。
ご自身の投資「感情」を少し変えると、全体の「お勘定」が変わるかもしれませんよ。