赤ちゃんと紐銭

これからコーディネーター、渡辺です。

子どものおかねは いつからでしょう?

赤ちゃんが生まれてひと月程すると、お宮参りという行事があります。
初めて生まれた土地の守り神様である産土神様に参拝して健康と長寿を祈ります。
その時に親戚や近所の親しい方からご祝儀袋を、赤ちゃんのお祝い着・産着の紐に
結びつけてもらうという風習をご存じですか?

その子が一生おかねに不自由しないようにとの願いで、
紅白ののし袋に「紐銭」または「御紐銭」「おひもせん」などと書いたものを 
でんでん太鼓やお守りと共に結び付けてもらい、お宮参りに行くのです。

一文銭が通用した時代には一文銭を、大正から昭和には穴あきの五銭玉、
その後5円玉や50円玉が見られたとのことですが、現在では、
出産祝いとは別に近所の人や知り合い、親戚などが、お年玉のような扱いで
金封に水引を通したものをお宮参りのお祝い着の紐に結び付けます。

赤ちゃんの祖父母が贈る紐銭の水引は特別長いものにし、
赤ちゃんの長寿を祝う地方もあるそうですが、
沢山のお祝い袋をぶら下げて参拝するのは
大阪や関西でみられる風習だそうで、面白いですね。

この参拝後からその子のおかね(教育費)の管理が始まるのかもしれません。