NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちくvol-40「新人VS先輩会社でびっくり」

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

今回のNIKKEIプラスの「何でもランキング」を読んで
思わず笑ってしまいました。

 

第9位にランキングされているのが、
宴会で最初からビール以外を飲むというのがありました。
何のランキングかというと新人VS先輩 会社でのびっくりランキングでした。

 

もちろん先輩がびっくりする新人さんの行動なのですが、

昔は、宴会の乾杯といえば、「とりあえずビール」で決まりだったのですが、
最近の新人さんは「とりあえずカシスオレンジ」とか、「とりあえず酎ハイ」など
自分の飲みたいお酒をはじめから注文するそうです。
その場合とりあえずをつけなくてもいいんじゃないとおもいますが・・・

 

この「とりあえずビール」というのは、宴会における最初の一杯という宴会の常套句で、
他のドリンクと比べると、格段に提供が早くでき、
集団行動の和を重んじる日本人には受け入れられやすく、
同じものを注文すれば提供も早いため乾杯までテンポよく進めることができるため
最初の乾杯だけはビールでしようねというお客様の気遣いだったのです。

 

しかし、最近はビール離れも相まってか、自分が好きなものを頼むという傾向があります。

店側はちょっと大変ですが、これも時代なんだろなと思いますね。

 

他に先輩の驚き1位は「友達感覚で話しかけてくる」というもので、
なれなれしく、何でもマジですかと返してきたりするとありました。

 

日本能率協会マネジメントセンターの斎藤さんによると、
その理由はITの進化で連絡の取りたい人とは直接つながるため、
場や状況をわきまえるという経験が少ない事が一因だそうです。

 

逆に、新人の驚きは、「発言や休暇は、空気を読んでから」しないといけないというのが1位でした。

 

会議などで余計なことを言うと場が変な空気になったり、
有給があるのに忙しい時にとってはいけない暗黙のルールがあって戸惑うなど
場の空気を読むのが苦手なようです。

 

新社会人にとっては知らないことばかりでしょうが、
世代間ギャップというのはいつの時代にもありますし、

今は、その違いを楽しむのもいいのではないかと思います。

当店でもアルバイトの子がお客様と友達感覚で話しかけたりしていると
冷汗がたらりと落ちますが、本人曰く
立場はちゃんとわきまえているそうです。

ほんまかいな・・・と思いながらも、お客様の受けはいいようでした。
その子も、今年から就職で東京に行ってしまいました。

ちゃんと場の空気を読んでいるでしょうか。