和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。
先日お友達から、ちょっとビジネスマナーについて教えてほしいと連絡がありました。
どうしたのかと思えば、新入社員のビジネスマナーについて、疑問がいっぱい出てきて
自分が思っているビジネスマナーが合っているのかどうか不安になってきたとのことでした。
彼女の会社は即戦力を求めているので、中途採用の方が多く仕事はできるようなのですが、
ビジネスマナーとなると「?」がいっぱい過ぎて、最近のビジネスマナーが変わったのかと不安になったそうです。
先日も、ある会社に営業訪問した際に、新入社員を連れて行き、挨拶をしようとおもったら、
新入社員が、彼女より先に名刺を出して先方に挨拶したそうで、彼女も、訪問先の社長も目が点になったとのことでした。
他にも出てくる出てくる、お茶の出し方、メールの書き方などなど
そして、一番びっくりしたのが、クライアントさんが亡くなられたので香典を新入社員に頼んだ際、
新入社員から「亡くなられた方のお名前は?」と聞かれたそうです。
「○○さんだけど、聞いてどうするの?」と聞くと、「ここにお名前を書くんですよね?」と
香典袋の渡す側の名前を書く場所に、亡くなられた方の名前を書こうとしていたそうです。
その話を聞き、「冗談でしょ!」と思わずいってしまいましたが、
知らないってそういう事なんだと、改めてビジネスマナーの重要性を認識しました。
しかし、
〇香典は誰にお渡しするのか?
〇訪問先の社長は紹介もなしで、いきなり新入社員から名刺を渡され挨拶されたらどう思うのか?
常に相手の立場や気持になって考えると、知らなくてもわかるはずなんだけどねといいながら、
知らないなら、一定の法則を教えてあげてとお伝えしました。
その一定の法則が今回の日経プラス1「初対面、紹介する順番は?」の記事にもかかれています。
まず、ビジネスでは、立場が下の人をまず、上の人へ紹介するのが原則です。
名刺交換も立場が下の人から、上の人に名刺を差し出すのかマナーです。
「立場が下の人」とは、「お金をいただく」「お仕事をいただく」立場にある者と考えてください。
訪問した際は、クライアントが平社員であっても、クライアントが上、訪問した側(自分たち)を下ととらえます。
上司と新入社員で営業訪問した場合は、まず訪問した側から相手に名刺を渡しますが、
その際は、営業側の中で新人より立場の高い上司が、先方の立場の高い人と名刺交換します。
そして次に、新入社員が先方の立場の高い人と名刺交換する、という順番になります。
彼女の会社の新入社員の方は自分が一番立場が下なので、
自分が一番最初に挨拶をしないといけないと思ったのかもしれませんが、
この場合は上司が先に挨拶し、上司に紹介されてから自分が挨拶するのがマナーですね。
色々な方から最近の新入社員のマナーについてご相談を頂きますが、
実は自分たちも通ってきた道なんですよ(笑)
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」ですね。
マナーを知るとマネーの流れもよくなります。
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