ネーミング

最近、全国各地の様々な品種のお米を、そのときの気分で選び食べている。
朝は沖縄産「ひとめぼれ」、夜は北海道産「ゆめぴりか」というような日もあれば、1日で7産地の「コシヒカリ」を食べくらべた日もあった。
童謡「森のくまさん」の替え歌騒動が円満解決したという報道を見て、熊本県のオリジナル品種「森のくまさん」を炊いた。
きれいな花束をいただいたときは、岡山県産「夢の華」を食べたくなり、子どもが受験の日は、兵庫県産「どんとこい」をお弁当に入れてみた。

先日、高野山で「47都道府県米食べくらべ之会」を開催した。
参加者アンケートに「岡山県の“夢の華”は花の香りがして好き」や、高知四万十産「にこまる」の欄に「“にこまる”につられてか、食べるとニコッとなった(笑)」と書いてくださった方がいた。

「夢の華」は「夢ごこち」と「夢かほり」を掛け合わせて生まれたお米で、「栽培地の豊かな環境に夢を託し、華はきっと開く」という意味を込めて命名されたそうだ。
「にこまる」の名前の由来は、笑みがこぼれるほどおいしい品種で、丸々とした粒張りの良さを表現しているとのこと。

お米の品種名の由来を調べると、米作りへの熱い思いを感じることができる。
ネーミングは大切だ。

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美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
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