こんにちは。
しなやか希業コンシェルジュの小谷晴美です。
この週末は株式会社笑、恒例の「高野山研修」に参りました。
今日はそこで開催されたユニークなイベントに参加して感じたことを書いてみたいと思います。
そのイベントは、美しい暮らし研究家・あきやまひろみさんの 「47都道府県米食べくらべの会」です。
47個のお釜がずらりと並んだ光景は圧巻!
中には「農林48号」など幻の米とされる希少価値の高いお米もありました。
お皿と、感想を記入するアンケート用紙を持ち、食べ比べ開始。
私は沖縄から順に北上することに。
同じコシヒカリでも産地によってこんなに違うものかと驚いたり、
「私、味より食感重視なんだ」と改めて自分の好みに気づいたり、なかなか面白い体験でした。
イベント開催にあたり、
・47種類のお米を一斉に炊くにはどうすれば良いか
・釜と固形燃料で本当にご飯が炊けるのか
・どこで、どのような釜をいくらで調達するか
・天徳院さんのお部屋、調理場を貸していただけるか
・当日のタイムスケジュールをどうするか
・どのように召し上がっていただくか
数カ月前から綿密な計画を立て、事前に天徳院さんへ出向いて打ち合わせもされ。
前日から準備に追われ、秋山さんは他のイベントにはほとんど参加できないような状況でした。
冒頭の挨拶で、「この企画が実現したのは、お米を集めて提供してくださった米屋さん、会場や調理場を提供してくださった天徳院さん、研修会を主催する株式会社笑、そして参加者の皆さまのお陰」と謝辞を述べられました。
この大がかりで面倒な企画。(笑)
秋山さんも協力者の方々も、損得で考えたら「面倒」が勝ってしまうことでしょう。
でも、実現しました。
秋山さんの思いが、多くの人を動かしたのですね。
何を仕事にするかというテーマについて
●独自の強みに気づき活かすこと
●独自の強みを発揮できるニッチな市場ニーズを発見すること
などと言われます。
じゃあ、何が「強み」になるでしょう?
・資格や経験でしょうか?
・知識や技術でしょうか?
それとも
・資金力や人脈でしょうか?
勿論、上記は間違いなく強みになると思います。ですが最大の強みは・・・・
「思いの強さ」かもしれません。
帰りのケーブルカーでご一緒した際、秋山さんに「なぜこんな企画をされたのか」尋ねました。
「全国のお米を食べ比べたら面白いなあと思ったから」とあっさり。
そして
「美味しいお米は、ホンマに美味しいねんって。」と美味しいお米がとれる土地の特徴など、イキイキとした表情で、熱く熱く語ってくださいました。
「思い」や「情熱」が人の心を動かし、必要な「情報、人脈、資金」すべてを引き寄せてくるのだと教えられた気が致します。
その「思い」の源は、「好き」という感情を伴う「興味」なのかもしれません。
「好き」なことや「興味」のあることは、ほっといても続けられるし、研究します。
継続して研究するからこそ、人より得意になります。
「あなたの強みは?」と問われると、「人より優れたことはない」と難しく考え答えられなくなりそうですが、「好きなこと、興味のあることは?」と考えてみるといいかもしれませんね。