お米道楽な日々 ~出会い、つながり~

たぬきの置物で有名な信楽焼。
この信楽を含む日本六古窯がゴールデンウィーク直前に文化庁の日本遺産に認定された。
ちょうど味噌づくり用のかめが欲しかったので、開催中の陶器市に出かけた。

ところが、味噌かめは売っていない。
聞けば、味噌かめの有名な産地は昔から常滑。信楽でも10年ほど前までは作っていたそうだが、需要がなく、しばらくは常滑から仕入れて売っていたが、その在庫ももうないとのことだった。
味噌かめはあきらめて、窯元マップを手に古い登り窯やギャラリーなどの散策を楽しむことにした。

ある窯元の若手作家さんが、倉庫のシャッターを開けて「これのこと?!」と無造作に積まれた味噌かめを見せてくださった。「これこれ!」とはしゃぐ私に、捨てようかと思っていたからと譲ってくださった。

その作家さんに試作品の羽釜も見せていただき、かめのお礼にと無理やり値段をつけてもらって購入した。昨年から地元の仲間とかまどご飯体験イベント『おくど飯(はん)』というものを開催されているそうだ。レンガを積んで「おくどさん」を作り、信楽焼の羽釜を使って、信楽産のお米を信楽の水で炊いて振舞うというものだ。

秋のイベントの際は、メンバーに入れてもらう約束をした。今からワクワクしている!

 

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
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