お米道楽な日々 ~水~

大好きなお米を知るために、100種類の米を食べることを目標に始めたお米道楽。
最初に、米を評価するためには、炊き方や食べ方などをできるだけ同じにする必要があると思った。
だから、水は水道水にして、普段使っている電気炊飯器で炊き、炊きたてのごはんだけを食べることにした。
それが、一番安定して比較できると考えたから。

3年目のお米道楽。
条件を揃えて食べくらべてきたことで得たことを踏まえ、それぞれの米を最も美味しくいただく方法を探っている。

これまで気になりつつ放置してきた「水」に着目することにした。
産地の水で炊くことが理想だが、少し範囲を広げて、米の生産都道府県内で採水された水で炊いてみよう。

早速、鳥取産「ひとめぼれ」、長野産「風さやか」をそれぞれ同県内採水のナチュラルミネラルウォーターで炊いた。
まず、香りの良さに驚き、感動した。
そして、今まで感じていた甘みとは違い、水によって引き出されたようなまろやかな甘さを感じた。
美味しい。単純にそう思った。

これまでは、蛇口をひねれば安全な水が安価で口にできることを素晴らしく思う気持ちの方が強く、水の味や成分をあまり気にしていなかった。
でも今は、炊く水の選び方で米の食味は変わると強く思う。

 

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
お米道楽facebook https://www.facebook.com/okomedouraku/