お米道楽な日々 ~家事をしない夫に学ぶ~

古米を美味しくする方法を探っている。

精米歩合を分搗きにすると古米臭を強く感じるから、白米まで精米する方が良さそう。
ただ、古米をウチの精米機で精米したら、ほとんどの米粒が割れて半分ほどの大きさになってしまう。やさしく洗って炊いたけど、美味しいはずがない。
玄米のまま冷蔵庫の野菜室に保存していたので、保存方法は完璧!なはずが、そうでもなかったみたい…。
米を保存するのも古米を精米するのも難しいということね。

早急にごはんが炊けてほしいという場面があった。
精米して、急いで洗って、浸水せず、炊飯器の早炊きモードで炊いた。
そのときなぜか古米臭をあまり感じなかった。
だから、古米は浸水しない方がいいのかもと試していたけれど、やっぱり違うと思いかけていたところで、風邪をひいて寝込んだ。
冷蔵庫の中のすぐに食べられるものがなくなったとき、買って5年ほど経つ精米機に一度も触れたことのない夫が重い腰を上げた。

米を研ぐ音が聞こえてきた。
そんなにゴシゴシしたら、米が粉々になる!
のではないかと思うくらいめちゃめちゃしっかり洗っている様子。

恐る恐る、夫が炊いてくれた古米ごはんをいただいた。
あれ?
あの試行錯誤はなんだったの?

米を研ぐのは、糠を取り除くため。
浸水は米の芯まで水を浸透させるため。
基本は変わらない。
古米はしっかり研いで、しっかり浸水しよう。

答えは、いつも意外なところからやってくる。

美しい暮らし研究家 あきやまひろみ
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