エンターティナー講師プロデューサー
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金銭教育ゲームプロデューサー
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セミナー・イベント コンサルタントの土井 紀彦です。
エンターティナー講師プロデューサーのコラムとしてのチェックポイントも定期的にアップする予定でしたが、他に次々とアップするネタが多かったので、すっかりとご無沙汰していました。
前回は11月10日に「立ち姿」についてのコラムだったので、
今回は第3チェックポイントの「声量」について考えてみましょう!
(歌手を目指すのではありませんが、エンタメ講師なので敢えて「声量」としておきます)
第1チェックポイント「講演を待っている時間帯の姿勢」と第2チェックポイント「立ち姿」が完璧になりましたら、いよいよ講演のスタートです。通常は「自己紹介」からしゃべり始めると思いますが、その前に・・重要なチェックポイントをお忘れではないでしょうか?
そうです。「声量」が仕上がっていないとどれだけ素晴らしい自己紹介をしたところで、参加者のハートをグッと掴むことは出来ません。
「講師をするにはまずはボイストレーニングが大切!」
とよく言われているので、ボイストレーニングを学ばれた方は多いと思いますが、皆さんは本気でずっーと取り組んでいるでしょうか?
学んでからしばらくは続けていても少しできるようになると
「まあ結構できるようになったし、講演の時はいつもマイクを使うので、もうこれくらいすればいいかも」
と考えてしまって、次第にボイストレーニングが疎かになっている講師も多いのでは?と思います。
と、いうのも講演やセミナーに参加すると7割以上の確率で
「もう少ししっかりと声がでていれば、もっとカッコよく、そしてとても熱心に取り組んでくれている素晴らしい講師と思えるのに・・・」
と感じるからです。
元々しっかりと発声できていないと、マイクを通してもどうしても聞き取れ難いですし、また「ここは重要です!」「ここは盛り上がるところてです!」と思っても参加者にはインパクトを与えられず、抑揚のない平凡な講演になってしまいます。(とは言っても、最初から最後までvolumeが大音量だとロックコンサートではないので、参加者は疲れてきますし、また大きい声に慣れてしまって「ここぞ」というところでインパクトを与えられなくなるので、要注意です)
ではどれくらいの声量が必要なのか?
目安としてはスクール形式だと80名くらいがゆったりと座れている会場だと最後尾に座っている人にもマイクなしで十分なvolumeで聞こえるレベルは必要です。(自分の声がしっかりと届いているか?届いていないかは?は最後尾の方を見ればわかります。届いていなかったら、「もっと大きな声でしゃべってくれへんと聞こえヘンな~」という顔になっているはずです)
つまり上記のような会場だと、最初から最後までマイクは使わずにしっかりと講演できる事が、「ここぞ」というところでインパクトを与えられるエンターテインメントな講演が可能になるという事です。
「今日はしっかりと声がでていた」
と確かめるのは意外とわかりやすくて、例えば2時間くらいしっかりと講演すると
「腹筋をそこそこ使ったな感」
を感じられるはずです。
私は、上記のような会場だと一体感を持たせるために子ども向け金銭教育セミナーでも、なるべくマイクを使わずに行うようにしています。盛り上がってきてかなり賑やかになっているところで「はい!ここ注目!」と発声する際はかなりの声量が必要になるので、終わると結構疲れてしまいます。
と、いうことで、私は10数年前からボイスとーニングとして「外郎売り」をずーっと続けています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E9%83%8E%E5%A3%B2
ボイストレーニングとしての「外郎売り」の話は、また次の機会に!