セミナー・イベントのお土産は?

エンターティナー講師プロデューサー

金銭教育ゲームプロデューサー

セミナー・イベント コンサルタントの土井 紀彦です。

 

今回はこちらもしばらく振りとなっていたセミナー・イベントコンサルタントとしての

話題を・・・(久し振りの内容なので、以前のコラムをご確認くださいませ)

今回はセミナー・イベントコンサルタントの秘ケツ!?

 

講演・セミナー・研修の内容をしっかりと確認した上で『講演・セミナー・研修の当日、参加者に向けて何を伝える必要があるのか?』を講師に伝え、構想を考えて貰い必要な場合はレジュメ作成となる流れになります。

 

講演会の場合はレジュメなしのケースもありますが、研修の場合はスキルアップを図るために、その後きちんと復習できることも重要なので『レジュメ = お土産』のイメージです。

 

『お土産』となるのですから、やっぱり『貰って嬉しい!』モノにしなければなりません。

(尚、今回の話は綺麗に出来上がっている冊子を 使用する・しなければならない 研修ではなく、講師が自らレジュメを作成するケースを想定しています。)

 

お土産の第1チェックポイントは「見た目」。

 

参加者が席に着いて配布されているレジュメをパッとみた瞬間に

「よし、今日は頑張るぞ!」

と思って貰えれるのが理想ですよね。と、いうことで・・皆さんもレジュメを作成する際に気にしている事だとは思いますが、まずは

「表紙がある・ない」

です。表紙がない場合だと参加者がパッと見た瞬間に、研修の内容を気にしてしまいますが、表紙がある場合だと基本的には研修タイトル(テーマ)・開催日時・講師名前のみが見えるので まずは

「今日の研修の講師はどんな講師で、どのような内容なのだろう?」

 

と、仮に一瞬だったとしても想像を膨らませて貰える効果があります。

 

また表紙に講師の詳細プロフィールを記載するスペースは中々ありませんので、講師のホームページURLを記載し案内しておけば、より一層のPRが可能です。さらにURLをQRコード化して記載しておくと、例えばスマホで読み取って貰うだけで講師のホームページへ辿り着くので、簡単にできると参加者にも大好評です。(それにしてもどんどん進化して便利になりますね)

 

それと見た目で重要なのは文字のポイントと書体です。

若い世代向けではそれ程の問題にはならないかもしれませんが、40代を超えてくると徐々に「近くの文字が見え難い」方がいるので、小さい文字だとそれだけでヤル気が失せてしまう方が多くなり、研修をスタートする前からマイナス効果となって非常にもったいない状況に陥るので、気をつけましょう。

 

例えばA4サイズ用紙に通常の印刷(1枚に2スライドを印刷する2in1などではなく、1枚に1スライドやワードで一般的に作成をする場合)をする際の文字の大きさとして「絶対見える安全圏」としては12ptが目安ですが、レジュメの枚数やデザインの関係から困難な場合もあるので、「ここまでは頑張りましょう圏」の目安として10.5ptは最低限、確保しましょう。

次は書体です。

「インパクト出したい!」と考えて、例えばデザイン書体である「ポップ体」を選択しているケースもチラチラとありますが、注意したいのは「最初から最後まで全てポップ体」で作成していないでしょうか?

確かによく使われる「明朝体」などと比べるとインパクトがあり、違った雰囲気を醸し出すこともできますが、元々は見出しや小見出しといった大きく扱われる要素で使用する際に適した書体なので、全てポップ体だと「読んでいると疲れてしまう感」が出てくる方もいます。

 

よって「全使用」ではなく、インパクトをつけたい箇所のみにする「一部使用」にするとイメージが変わります。

(と、調子よく?書いていますが「ポップ体」の全使用をしていたのは実は他でもない?10数年前の私であり、反省をベースにした実話として・・・です)

 

そしてコストの問題はありますが、カラーで印刷が可能であれば是非、カラー印刷での出力を依頼しましょう。(もちろん、グラフ・表やイラスト・写真なども使ってカラーで表示している場合です。)

また反対にモノクロ印刷での出力であればモノクロ印刷してもわかりやすい用に全体を纏めることも重要です。(カラー印刷しないと判別できないような写真やグラフを使うと参加者のストレスの原因になります)

 

と、つらつら書いていると結構な量となりましたので、今回はこの辺りで。続きは次回をお楽しみに!