お金が好きやねん!〜オタクこそ最高?〜

「習い事」といえば、学習塾はもとより、スイミング、英会話、ダンス、書道、ピアノなど、子どものスケジュールは大人よりも忙しい。
かといって、どれも長続きせず、極めるどころか、すべて中途半端になっているのが現実です。他のものには目もくれず、好きなことだけをやり続ければ、生涯を通して大きな財産となり得たかもしれません。
このように習い事に関しては一芸に秀でることの大切さを実感して後悔している人も多いことでしょう。

反面、好きなことに熱中してもオタクとみなされれば・・・
オタクという言葉が 日常的に使われるようになって30年以上が経ち、海外でも市民権を得てきているようです。
オタクといえば、アニメが代表的ですが、そもそもオタクとは、大衆文化の愛好者(ファン)であり、二人称敬称の「お宅」(あなた様)が語源らしいです。

私の周りにも様々な分野のオタクがいます。その誰もが 純粋な心と熱い想いを持ち、キラキラと目を輝かせて語っている姿は凄く魅力的に感じます。
子どもの頃からず〜と変わらずに熱中している人が多く、大人になっても夢を持ち続けているロマンチストなんですね。

「あなたが熱中するものは何ですか?」
定年退職を迎える人にこの質問を投げ掛けると「特になし」と答える方が大多数を占めます。
人生100年時代とも言われる現代社会において、定年後の人生は現役時代と同じくらいの長さを過ごすことになります。
熱中できるものがないと、日々時間を持て余し、生きる気力さえ失われてしまいそうです。
若い時は、仕事以外に熱中するものがあると周りからは白い目で見られることもあり、やりたい事を抑えて仕事一筋に邁進するのが、「ジャパニーズビジネスマン」の象徴だと考えられてきたように思います。
しかし 、これからは熱中するものと仕事をバランスよく行うことで長い人生を心豊かに過ごすことが可能になっていくでしょう。

過去に熱中したものを思い返した時、淡い少年少女時代 の記憶と共に蘇ってきませんか?
あの時の情熱を大人になった今でも保ち続けていれば、人生は大きく変わっていたはず。
一芸に秀でることは好きなことをやり続けること。

オタクこそ、人生を豊かにする最高の生き方かもしれませんね!

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