お金が好きやねん!〜ゴミの分別〜

法要のために毎週、実家へ帰郷していますが、ノンビリすることもなく、ほとんどの時間を遺品整理に費やしています。

人が一生に使うモノ、購入するモノは果たしてどれくらいの量になるのでしょうか?
国民一人当たりが出す1日のゴミの 量は約1キログラム。
90歳まで生きるとすれば3万2850kgとなります。
こんなことを考えながら全く先が見えない遺品整理をもくもくとこなしています。

何十年も溜め込んできた遺品の中には、それぞれの時代を浮き彫りにする逸品?も含まれています。
例えば、机の引き出しの奥に寂しそうに残されていた記念硬貨、50年以上前に送られてきたハガキに貼られた記念切手など、ついつい懐かしく当時の思い出に浸ってしまい一向に作業が進みません(笑)。

前回のコラムでも書きましたが、心を鬼にして捨てる勇気を持たないと何年かかるかわかりません。

さて、簡単に捨てると言いましたが、これが一筋縄ではいかないのも頭痛の種となっています。業者に頼めばひとまとめにして持って帰ってくれるのかもしれませんが、個人がするとなると分別が必要となります。

ゴミの種類別にそれぞれ違うビニール袋に入れて捨てなければなりません。
この分別方法も各行政で少しずつ異なっているようで、その都度確認しながら進める作業は大変です。
行政のHPをみるとゴミ分別のガイドブックが載せてあります。
「そんなの当たり前!」と言われる方も多いと思いますが、ゴミの分別を家族に任せていた私にとってはカルチャーショックを受ける結果となりました。
私と同じようにゴミの分別を他人任せにしている方にどれだけ大変か知っていただきましょう!

今回、遺品整理をしている行政では大きく11種類に分別することになっています。

1.可燃ゴミ(市指定ゴミ袋)
2.硬プラ、革製品類(ゴミ袋など)
3.容器包装プラスチック《プラマークのあるもの》(ゴミ袋)
4.ビン類(回収箱)
5.金属類(ゴミ袋)
6.ペッドボトル《リサイクルマークのあるもの》(回収容器)
7.アルミ缶《飲料用缶に限る》(ゴミ袋)
8.埋立ゴミ(ゴミ袋・回収箱)
9.廃食用油(回収容器)
10.紙・布類(しばる・ゴミ袋)
11.粗大ゴミ(戸別収集)

これらの項目ひとつひとつが更に細かく指定され、資源の再利用を可能にするための循環型社会への取組みが行われています。
邪魔くさいなどと思わず、積極的に分別に取り組んでいきたいと思います。

遺品整理で見えてきた日本のゴミ問題。
みなさん、ゴミを出す時はしっかり分別するように心がけていきましょう!