お金が好きやねん!~ワールドギフト~

遺品整理をしていると数限りなく出てくる不用品の山に埋もれ、ゴミとして処分することの罪悪感をなくしていきます。

まだまだ使えるものであっても、容赦なくゴミ袋へと放り込んでいく自分自身に「モノを大切にしよう!」という概念が心の中に存在しなくなっていることに、ふと気づく瞬間があります。

それ以上に、目の前の山積みにされた不用品に圧倒されて「捨てる勇気」を奮い立たせているのも事実です。

本当はもっと冷静に一つ一つを見極めて判断しなければ「もったいない!」。

そんな時に「あなたの不用品が子供たちの命を救い地球環境を守ります」という言葉を目にしました。

「国際社会支援推進会ワールドギフト」ってご存知ですか?

国際社会支援推進会ワールドでは、途上国で活動する関連NGO・現地パートナー等を通じ、台風被災地・貧困地域・学校・病院・警察・軍・自治体・災害支援団体・その他物資を必要としている施設に随時寄付をしています。

日本では、ゴミとして扱われたり、捨てられてしまう物でも、世界には喜んで使って頂ける人々がいます。

私たちが不用品としているものはゴミではなく、とても貴重な「命を守る資源」。

当団体は依頼主から提供していただいた寄付物資をできる限り多く途上国に送るため、人件費などのコストを極力抑えた少数の有志による企業運営を行っています。

寄付できる物として、ぬいぐるみや玩具、食器や衣類、化粧品、食品類をはじめ、冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコンなど幅広く受け付けています。

寄付する物は、インターネットや電話で集荷の依頼をします。段ボールに詰める際、サイズによって集荷料金が異なり、集荷日の翌日中までに振り込めばOKです。

捨てられる運命だったものが、新たな場所で息を吹き返し、活躍してくれることは本当に嬉しいことです。

「モノを大切にする心」や「もったいない精神」を忘れず、不用品は命を守る資源と考えて行動していくべきです。

遺品整理では、残すものと捨てるものに分けるだけではなく、新たに使ってもらうための方法もいろいろと模索したいと思います。