M-1 から学ぶ!

 M-1グランプリ2016 第12代王者は、「銀シャリ」に決まりました。
 芸人という世界に足を踏み入れたからには、目指すべき最高峰の栄冠といえます。昨年はトレンディーエンジェルが敗者復活戦から見事にM-1王者となり、ダークフォースであっても本番一発勝負の行方で天国と地獄を味わうことになる恐ろしい舞台ということがひしひしと伝わってきました。
 今年は、優勝候補といわれてきた「銀シャリ」が期待通りのできで優勝しましたが、二人には相当のプレッシャーがあったと想像できます。
 その中での優勝は、彼らが積み上げてきた漫才に対する熱い想いがプレッシャーをはねのけ、普段以上の漫才ができたことで日本一の栄冠を呼び寄せたといえるでしょう。

 そんな「銀シャリ」を見て、セミナーや講演会を生業とする私たちにも通じるものがあると感じました。
 もし、S-1(セミナーNO1)というものがあるなら、是非、出てみたいと思いました。自分の実力がどの程度で、まだまだ進化することができるのか?を探ってみたいからです。
 競い合うことでレベルは向上し、お客様により満足していただけるセミナーを提供していくことができるような気がします。しかし、自分の実力を目にすると、意気消沈して辞めてしまうことも考えられます。

 さて、「銀シャリ」が、伝説の漫才コンビの西川きよし・横山やすしを目標に上方漫才のスタイルを貫き通してきました。個人的な見解ですが、芸歴10年を超えて、ここ1.2年一気にレベルアップしたように感じます。その理由はロケにあると思います。大阪では毎日のように銀シャリをテレビで観ますが、その多くがロケのシーンです。
 素人を相手に臨機応変に対応した数多くのアドリブが視聴者の笑いを誘い、ロケの成功につながっていると思います。
 私たちも取材という形でいろんな場所に出向きます。そこで得る知識や発見は、セミナーの中で光り輝くネタとして、講師の個性を引き立たせることができます。
 漫才とセミナーはスタイルこそ違いますが、人前で話をするということでは同じであり、そこで高い評価を得るためには日々の努力はもちろん、本番に強いハートと他にない個性を磨いていかなければなりません。

あなたは、S-1があれば、出場しますか?
いちのせ招き猫1 背景無し 小