うれしい誤算

しなやか希望コンシェルジュ&しなやか家庭経営コンサルタントの小谷晴美です。

先日、大阪商工会議所と、福岡にあるインキュベーション施設にて

「業績に貢献する社員の生活設計支援」というテーマでお話しさせていただきました。

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社員研修と言えば、以前は営業研修、管理職研修などビジネス研修でしたが、

最近は大企業を中心に個人の生活設計に関する「ライフプラン研修」が定着してきました。

●20代にはライフイベントと貯蓄方法

●30代の方には住宅資金や教育資金の計画

●40代の方には老後生活設計と資産運用

●50代の方にはリタイヤメントプラン etc

と世代別に体系立てて学ばせる企業も少なくありません。

 

3年ほど前から大手企業の従業員向け相談業務に携わったことで、
社内に専門家を置くなどして従業員が保険の見直しや住宅ローンのこと、
貯蓄方法や相続対策など個人のお金にまつわる疑問や悩みについて
相談できる環境を整える企業も少なくないことを知りました。

大企業は中小と比べると給与水準も高く、福利厚生も充実しています。
安く加入できる制度保険や条件の良い貯蓄商品があったり。
その上、ライフプラン教育まで。

「自己責任の時代」「自助の時代」と言われる今日、
限られた収入の中で価値観に基づいて賢くお金を使い、
将来を見越して今の暮らしをコントロールするライフプランニングの考え方、
お金の知識と判断力は中小企業にも、いえ中小企業にこそ重要との思いで、
中小企業の経営者に「従業員の生活設計支援の必要性」を訴えるセミナーを企画提案し、
2つの施設で開催していただくことができました。

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正直、売上や利益に直結するとは思えないテーマで集客していただけるのか
不安でしたが、会場いっぱいにお集まりいただき安堵しました。

セミナー前に名刺交換をしながら、参加動機を伺ったところ

「従業員も増えてきたので、このような事も考えたいと思って」

「お給料をどんな風に使っているのか、貯金はできているのか心配で」

「従業員から『会社でお金のことも教えてほしい』と要望があって」

「確定拠出年金を従業員に勧めて良いものか勉強したいと思って参加しました」

 

口々に「従業員のお金の教育の必要性」や「 従業員への思い」を伺うことができました。
「マネー教育の必要性を啓蒙しなければ!」 と意気込んでいた私でしたが、
「このタイトルに惹かれていらしてくださる方は、 既に必要性を感じている意識の高い方」
と今更ながら気づき、 商工会議所ではその場で話のボリュームを調整することになりました。

 

限られた経営資源の中で、従業員の生活の安定、
健全な家庭経営のためにできることのヒントを得たい

と時間を作って足を運んでくださった経営者の皆様。

啓蒙の必要などなかったですね。
うれしい誤算でした。

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