こんにちは。
しなやか希業マネーコンシェルジュの小谷晴美です。
先月、1つ仕事の区切りを迎えました。
大手電機メーカーで2年半にわたり、従業員の生活設計のご相談を承りました。
全世界から寄せらる個人的なお金にまつわるご相談に、数名の独立系FPで対応するというプロジェクト。
教育資金、住宅資金、保険の見直し、節税、資産運用、相続問題から人生相談(?)まで、
1万数千件に及ぶ幅広いご相談に対応して参りました。
千本ノックのように寄せられる相談、様々な年代の方から幅広い内容のご相談を受け、判断に悩む時は他の専門家と意見を交わしながら回答する、という貴重な経験を積ませていただきました。
この業務に従事して改めて感じたのが・・・・
個人事業、中小企業の方にこそ、マネーリテラシー(お金の知識・判断力)を高める教育が必要ということ。
大企業では福利厚生が充実しているだけでなく、割安で加入できる制度や保険も用意されています。
その上、新入社員の時から「ライフプラン研修」「資産運用研修」などマネーリテラシーを高める研修が定期的に開催されています。
さらに私が携わる複数の企業では、個人的なお金の悩みを外部の専門家に相談できるというサポートまであるわけですね。
大企業がこのような取り組みを行う背景には、「会社が老後まで面倒を見る」という時代ではなくなった事があると思います。サラリーマンであっても、自分の暮らしは自分で守る自己責任の時代。
個人個人が早く気づいて、準備を始めてもらうために必要な「お金の知識や判断力」を習得させる必要性を認識しているためではないでしょうか。
「技術畑の人間に、退職金を自分で運用しろとはどういうことか!」とご相談ではなく苦言を頂戴したことがありました。時代の変化をご理解いただき、「お言葉ですが」と添え、このように相談できる環境が整えられ、マネーリテラシーの教育も提供される状況にあることは幸いなことでは?とお話しさせていただきました。
個人事業を営む方は、それこそすべてが自己責任。有給休暇すらありませんね。
また中小企業の経営者、従業員も大企業のような手厚い社内制度はありません。
個人事業主、中小企業の経営者にこそ、マネーリテラシーが重要!との思いが一層強くなった今日この頃。
そんな「思い」も私の「希業」として、「カタチ」にしていきたいと思います。