NIKKEIプラス1から読み解く由美子流うんちく VOL.30「上司と電車移動、席順は?」

和ごころコンシェルジュの裏野由美子です。

先日、大阪環状線のホームが凄い人だかりになっていたので、

何だろうと思っていると、

大阪環状線の主力車両オレンジ色の103系が、

10月3日をもって引退だったそうです。

 

48年間にわたり同線の”顔”として活躍していただけあり、

若い方だけでなく、年配の方もカメラ片手に写真を撮られていました。
老朽化と、ホームドア設置にともない、3ドア車に統一するためだそうですが、

私も子供のころから慣れ親しんだ電車だったので、少し寂しいなーと思いました。

 

さて、今回のNIKKEIプラス1マナーのツボは「上司と電車移動 席順は?」の記事です。

上司や年上の方と電車に乗るとき、自分はどこに座ればいいのか悩むところですが、

ボックス型の乗り物では、進行方向の窓側が第1席で、その向かいの窓側が第2席です。

第1席の隣の通路側が第3席、第2席の隣で第3席の前が第4席です。

 

 

昔のマナー本では進行方向の窓側が①で通路側が➁となっているものもありますが、

最近は窓側が好きな方が多いので、現在では、このような形になっています。

特に出入り口に近いボックス席は人の出入りが多く気が散るので、この場合は通路側はどちらも下座です。

ただ、上司が通路側が良いと言われたら、進行方向の通路側が①、その横の窓側が②です。

③は進行方向と反対側の窓側で通路側が④です。

 

3人掛けの場合は窓側が①、通路側が②、真ん中が③です。

ただし、上司どうしや上司とお客様が隣同士で話がしたいという場合は、

部下は真ん中ではなく通路側に座ります。

 

 

席順は何かとややこしいですが、基本を覚えておきましょう。
女性の上司やお客様は窓側は陽が当たるので、通路側が良いという方や

頻繁に立つので、通路側が良いと言われる方もいらっしゃるので、

「窓側でよろしいですか?」と一声かけ、

その時の状況に応じで柔軟に対応できるとスマートですね。