源氏物語「雲井の雁」から学ぶ「思い続ける心」

綺羅女プロデューサーOkeiです。

今日はワタクシ、こんな感じで研修をさせていただきました。

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池田泉州銀行にて、
女性行員向けの研修をさせていただいたのですが、
テーマは「映画から学ぶ素敵女子ライフ」

取り上げた映画は「プラダを着た悪魔」

そうです!アンディです!え?見えない???そんなばかな!!!

いや、誰が何と言おうと、アンディです。

素敵女子になるには、
「自分らしさに気付き、自分らしくいられるような選択をする」
ことが大切ではないでしょうか、というような内容です。

いつもとはちょっと(かなり?)違う雰囲気で、
リラックスして(超緊張して?)
受けていただけたのではないかと思います!

さて、本題にまいります。

源氏物語、今回の登場人物は「雲井の雁」です。

源氏が若いころからの親友であり、悪友であり、ライバルでもあった
内大臣(頭の中将)の二人目の娘です。

内大臣の元妻の娘であり、幼いころに祖母である大宮に預けられました。
同じく、大宮のところで育てられたのが源氏の息子である夕霧。

源氏の元正妻、葵の上のお兄さんが内大臣なので、
「雲井の雁」と夕霧はいとこ同士です。

ずっと一緒に育ったのでとっても仲が良かったのですが、
それぞれが10歳をこえた頃、男女ということもあり、
内大臣の配慮で別々の部屋になってしまいました。

が、実はその時すでに二人はお互いを大好きだったのです。
お友達として以上に、恋愛感情もあって、こっそり2人で会ったり
文をかわしたりしていました。

その事実を女房の噂話でしった内大臣はご立腹。
だって、「雲井の雁」を次の帝の春宮に入内させようとしていたから。

そう、娘が地位の高い人と結婚すれば、その家は安泰というわけです。

結局二人は悲しみのうちに引き離されてしまいました。

でも。忘れなかったのですね、2人とも。

夕霧の方はほかの女性にちらっと惹かれることもあったのですが、
会えなくても文をかわし続けていた2人を、ついに内大臣も許し、
結婚することができました。

とっても素直で女の子らしいイメージで描かれている「雲井の雁」。

父である内大臣に対して反発をするのではなく、
離れ離れで落ち込んでばかりいるのでもなく、
明るい気持ちで前向きに過ごしつつ「思い続ける心」を捨てなかった。

だから、その思いがかなったのかもしれませんね。

後に、夕霧はもう一人の女性とも心を通わせてしまうのだけど・・・。
その時も素直に、怒って出て行ったそうです!

その素直さが同じ女性から見てもかわいらしいものです。

次のコラムは「玉鬘」です。

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