源氏物語「女二の宮(落葉の宮)」に学ぶ「落葉」と呼ばせない自分づくり

綺羅女プロデューサーOkeiです。

今日は息子の17回目の誕生日です♪
もう、セブンティーンになるのね・・・早いなぁ~。

そして、一昨日、息子からデートに誘われ、
高校近くまでお迎えに上がり、ランチを食べ、イオンへ。
着くと行方不明になり、約1時間後呼び出しが。
そして春ものの服を2点お買い上げ(ワタクシが)。

イオンで食材を買って、さ~帰ろうと思ったらGUにも行きたいと。
そしてGUで靴をお買い上げ(ワタクシが)。

そうです。息子がデートに誘ってくれるのは、
誕生日などの前なのです。

ま、しゃーないな!
そのうち、「お金でいい」と言われるようになるんやろうな!(笑)

 

今回の登場人物は「女二の宮(落葉の宮)」

 

女二の宮は朱雀帝の娘で、前述した「女三の宮」の、母親の違う姉です。

夫は柏木。そうです。源氏の妻となった「女三の宮」に熱を上げ、

密かに思いを通し、子どもまで作ったことで源氏に対する罪の気持ちから

気持ちを病んでしまい、結果亡くなってしまった柏木なのです。

 

柏木は女二の宮のことをあまり大切にしませんでした。

世間体を保つために一緒にいるという感じです。

そして、病床でも女二の宮をそばに呼ぶことはほとんどなく、

亡くなる時もそばにはいませんでした。

 

「落葉の宮」と呼ばれるようになったきっかけも、柏木の歌からです。

つまらない、落葉をもらってしまった・・・などという、

めちゃくちゃ失礼な歌です!

 

 

 

 

 

 

 

 

柏木が亡くなった後、柏木の親友である夕霧が

柏木から「妻のことをよろしく」と言われたことをきっかけに、

女二の宮のことを見舞うようになりますが、

まじめ人間夕霧がまさかの熱愛!

 

女二の宮は夕霧のまめでまじめな訪問を受けるようになります。

柏木の死後、誰かの妻になるなんてこと全く考えもしていないのに、

夕霧の方はどんどん熱を上げてしまい、

結果、女二の宮の意思に反して、夕霧と縁を結ぶことになるのです。

 

夕霧は父の源氏と違ってとてもまじめなので

すぐに寝床に押しかけて・・・なんてことはしないんだけど、

なんか・・・・・・正しいことをして周りを固めて、

「まさか断るなんてしませんよね?」と、

選択肢を奪っていくという、けっこうしんどい男なのねって思いました。

 

なんだか、女二の宮の人生って何なんだろうと思いますね。

皇女という身分でありながら、自分の意思を通す機会はなく、

一人目の夫には「落葉」と言われ、二人目の夫には意に反して縁を結ばされ・・・。

 

自分の思い通りの選択ができなくても

 

同じ皇女という立場でありながら、父親は妹の方をかわいがり、

世間も自分よりも妹に注目をしている。

 

そんな生い立ちも影響しているのかもしれませんが、

女二の宮は自分を出すことはいけないことだという

思いがあったのかもしれませんね。

 

皇女として結婚をせずつつましく生きることが

彼女にとっては一番良かったのかもしれません。

 

が、臣下と結婚することが決まった以上は、

そこで花を咲かせるしかないんですよね。

 

今までの生活とは違うのだという意識のもと、

華がないなんて言わせないように美しさに磨きをかけたり、

夫との「コミュニケーション力」を高めようという気持ちを持ったりすると、

周りの見る目も違っていたかもしれません。

 

また夕霧に対しても、100%のバリアを張るのではなく、

この人はどんな人だろうと、興味を持って見ることができたら、

夕霧に対して好意を感じることもあったのかもしれません。

 

皇女であるというバリアを、自分で取ることができなかったことが、

大きかったのかな~と感じます。

 

自分の殻に閉じこもるばかりでは、見えるものも見えず、

得られるものも得られない。

それなら、殻をぶち破ったらいいじゃないですか!と、Okeiは思うのです。

 

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